IVPN評:オープンソースVPN界の“隠れた実力派”か?
以前に「IVPN」のリクエストがありましたが、業界で主要な競合会社ではないため論評を後回しにしてメモしていましたが、最近決済しました。IVPNはまだ馴染みがなく小規模なVPN会社であり、コミュニティサイト中心に評判を作っている感じが強いですが、実際にVPN専門家はほとんど使用しておらず、海外ではRedditのようなコミュニティで悪くないサービスだというコメント程度しか見られません。依然として世論は不足しており、決済したいVPNサービスとして評価されるには不足が多いです。
목차
特徴
- No Log : タイムスタンプをはじめとするいかなるログも記録しない
- 加入時にメール不要
- 匿名コインMonero決済可能(ビットコインも可能)
- Android、iOS、macOS、WindowsおよびLinux用オープンソースアプリ
- 30日間の返金保証
- DNSサーバー選択
- 遮断リスト選択オプションがあるAntiTracker
- SOCKS5プロキシサービス
- ルーター、NASサポート
IVPN 加入そして使用法
加入後ランダムIDが生成され、決済すればIDのみで使用が可能です。Mullvadと同じ方式です。

決済後アカウントページに入ると私のID、決済した商品、使用期限、そして使用可能なプラットフォームが出ます。Windows、macOS、Linux、iPhone、iPad、Android、ルーター(共有機)、NAS。
Chrome、Edge、Firefoxなどメジャーウェブブラウザのエクステンションはまだ作られていない状態です。
PayPalで決済する。
変なことにIVPN決済時、カード承認に問題が生じてPaypalで購入しました。

初めて決済する時、Automatically renew at the end fod periodはチェックを外してください。使用期間が終わった後に自動延長決済するオプションです。もし一ヶ月ずつ毎月決済するならチェックすれば良いです。

アカウントIDだけ入力すればログインされます。

40カ国にならない小規模なネットワークを保有しています。検索ウィンドウ右側の3本線アイコンを押した後Latencyを押せばPing速度別整列が可能です。アジア地域でマレーシアの次に米国が最も速いということは、アジアサーバーへの投資が非常に少ないという意味でもあります。
Settings

- Account – IDとサブスクリプション情報が出ます。
- General – テーマ、アイコン位置、自動接続、消す時に聞かないなど一般的な使用に関すること
- Connection – プロトコル、ポートおよびキー設定と情報(WireGuardが基本設定)
- IVPN Firewall – ファイアウォールをVPN接続時にオンにするかしないか、Non-VPNトラフィック遮断などの設定
- WiFi control – 信頼できるWi-Fi設定など
- AntiTracker – 広告、怪しいサイト、3rd-partyトラッカー遮断機能
- DNS – DNS、DoH設定
- Advanced – App Authentication、サーバーISP情報表示
IVPN 速度

国別に速度偏差が非常に激しいです。米国サーバーを除けば大部分低いパフォーマンス。現在恐ろしい勢いで競争している業界を考えてみれば大きく奮発しなければならない状況です。
IVPN 価格

IVPN StandardそしてIVPN Proバージョンの二つがあります。マルチホップ使用は大部分しないので「同時接続可能なデバイス数」だけ見れば良いでしょう。コンピュータとスマートフォン1つずつ接続するので二つくらいなら大丈夫かと思いますが使っていると足りなくなります。それならProを購入しなければならないのですが.. 高すぎます。
Netflixなど海外OTTストリーミングサービスを利用するなら告知から読んでみてください。サービスの可用性については保証しないとあらかじめ話しています。これは返金拒否事由になる可能性があるので購読前に知っておくべきです。
その他
IVPN ポートフォワーディング終了理由
ポートフォワーディングは少ないですが需要が存在する機能なので、生き残るためにこのような機能でも差別化ポイントとして残しておくのが良かったでしょう。しかしIVPN Proプランでのみ使用可能だった機能であるポートフォワーディング(Port forwarding)の廃止を決定することになりました。その理由は以下の通りだそうです。
- サーバーおよび運営に否定的な影響を及ぼす可能性のある不快感を与える資料の大規模乱用および共有のような活動を可能にする。
- 法執行機関の問い合わせが大きく増加しデータセンターとの関係が悪化すれば顧客に継続してサービスを提供する能力が脅かされる可能性がある。
結論
コスパ
速度テストと価格の二つを見た時、コスパは非常に落ちます。
プライバシー
オープンソースとプライバシーフレンドリーなイメージが競争力だと言いますが、同じコンセプトのVPNの中で有名なのがProtonVPNです。ProtonMail事件を見れば分かると思いますがオープンソースというのは長所ではありますが、VPNの場合何より「管轄権」と「会社」がより重要だと思います。
Logを収集し司法機関に提出すると告知しているSoftether VPNもやはりオープンソースです。VPNの場合には中間で代理人の役割をする運営主体がより重要なため、アプリのソースを公開したということだけでは安全だと主張するには説得力が少し落ちます。
なので地域を語らないわけにはいきませんが。
IVPNはジブラルタル(Gibraltar)にあります。ここは英国領です。ExpressVPNのBVIも英国領ですがOCTs(overseas countries and territories)に含まれるだけでEU加盟国としての資格がないため法的な部分においても拘束されません。
反面ジブラルタルは英国領国家の中で唯一EU(欧州連合)に編入されました。ブレグジット当時もジブラルタルは英国とは別にEUに属したがっていました。(関連記事)
一つの例を挙げるとExpressVPNが位置するBVIはEUのGDPRが適用されません。(dataguidance)しかしジブラルタルはGDPRに従います。(貴下の個人データを処理するための当社の法的根拠はGibraltar GDPRの6(1)(e)条であり、公益のために遂行される業務遂行に必要な処理を許可します。)
IVPNホームページPrivacy Policyにもこのように出ています。「GDPR法律に従い特定ユーザーのデータ公開に対する妥当な要請は、ユーザーまたは該当ユーザーと立証可能な法的関係がある人の受諾可能な要請後28日以内に処理されます。」
それならジブラルタルもやはり5eyes影響圏に入るのではないかという懸念が生じることになります。
それでも..?
サーバー不安定性だけ見ても最も重要な基本技が不足しているという感じですが、プライバシーフレンドリーな努力をたくさんするVPNだと思います。2024年12月には私が過去にレビューしたPortmaster製作者であるSafingを買収したことを見ると安住する会社ではないと感じられます。
セキュリティ監査も着実に受けています。年次セキュリティ監査の準備をすると言ったので見せかけだけの単発性イベントではありません。惜しい部分は監査の範囲がIVPNウェブサイト / IVPNウェブAPI関連 / IVPNウェブサーバーおよびインフラ、このように3つが主に出るということです。No Log、システム、アプリケーションのように消費者が知りたがる部分に対するレポートが必要です。
それで..?
プライバシー部分においてNordVPN、Surfshark、ExpressVPNより確実に良いと言える確実で納得可能な根拠が不足している状況であえて価格は高く速度は遅いVPNサービスを利用すべき理由があるでしょうか。もちろん私の考えと判断が間違っているかもしれませんが、二度三度考えても同じ結論が出ます。
しかしクリーンでないVPN会社が幅を利かせる最近のような時期にプライバシーを重視しようとする努力と評判を積み上げている業者がいるということは肯定的に見ることができます。長い時間が過ぎた後に競争力のある会社として生まれ変わるかは誰も分からないことです。
しかし今は親しい知人にこれを使えと推薦してあげるなら何を根拠にしてあげるべきか分かりません。
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