NordVPN의「脅威対策(Threat Protection)」Pro版とLite版の違い

Contents

脅威対策(Threat Protection)

NordVPNの「脅威対策(Threat Protection)」機能は、VPNによるネットワーク保護に加え、マルウェア、トラッカー、広告などをブロック・削除し、アンチウイルスエンジンのように安全なインターネット活動を支援する機能です。私たちを脅かす外部要因のほとんどはインターネットを介して侵入するため、Web閲覧中に遭遇する可能性のある様々な脅威からユーザーを守る機能をNordVPNアプリ一つに統合しました。

ユーザーにとっては、複数のセキュリティアプリをインストールすることなく、NordVPNの「脅威対策」統合機能によって、ワンクリックで包括的な防御システムを構築できるのが大きなメリットです。

オンラインで発生する多くの事故や脅威は、主に一般ユーザーや初心者がターゲットになります。高度な知識を持つユーザーであれば、安全なブラウジング習慣が身についているため、こうした機能は不要かもしれませんが、ネットワークに詳しくない方にとって、VPNアプリ一つで多様な脅威を防げることは、不安や手間を解消する大きな利点となります。

脅威対策 Pro™ と Lite の違い

簡潔にまとめると、Lite版は機能が制限されますがほとんどのOSで利用可能であり、Pro版はデスクトップOS向けに統合的な保護を提供します。

脅威対策 Pro™ (Pro)脅威対策 Lite
対応OSWindows, macOSWindows, macOS, Android, iOS, Linux, ブラウザ拡張機能
悪質ドメインのブロック
フィッシングドメインのブロック
広告ブロック一部対応
メール保護
マルウェアスキャナー
詐欺・スキャムアラート
悪質なWebサイトのブロック
フィッシング対策ツール

上記の表はNordVPN公式サイトの情報をまとめたものですが、以下でさらに詳しく解説します。Pro版は総合的な機能が使えますが、2026年1月現在、WindowsとmacOSのデスクトップOSでのみ利用可能です。LinuxはOSの特性上、こうした機能の需要が少ないため、今後もサポートされない可能性が高いです。

NordVPN 脅威対策(Threat Protection)

設定に難しい部分は一切ありません。非常にシンプルなので、初心者でもクリックだけで設定して使い始めることができます。「優れたソフトウェアとは、使いやすいソフトウェアである」と私は考えています。

*以前のレビュー以降、UI(操作画面)に大きな変化があったため、最新版として再構成しました。

有効化の方法

NordVPNのThreat Protectionはウイルス対策として十分?

左パネルの2番目にある「盾のアイコン」をクリックし、青いボタンを押して機能を有効にします(ブラウザの再起動が必要です)。これだけで設定完了です。主な3つのメニューについて詳しく見ていきましょう。

アンチマルウェア(マルウェア対策)

マルウェアとは?

マルウェア(Malware)は「Malicious Software(悪意のあるソフトウェア)」の略称です。第三者が個人情報の窃取などを目的に作成した「悪質なプログラム」の総称です。

スパイウェアやアドウェアだけでなく、キー入力を記録して送信する「キーロガー(Key Logger)」なども含まれます。

Threat Protectionは重い?速度やバッテリーへの影響を検証

安全なファイルだと思ってダウンロードして実行すると、取り返しのつかない事態になりかねません。この機能は、ダウンロード中のファイルを検査してマルウェアが含まれていないかチェックし、削除したりセキュリティの脆弱性を検知したりしてくれます。当初は「どれほどの効果があるのか?」と懐疑的でしたが、

NordVPN 脅威対策(Threat Protection)完全ガイド【2026年最新版】

自分のPCにインストールされているソフトの中で、アップデートが長期間行われていなかったり、脆弱性が判明しているものがあれば、更新を促す通知をくれます。非常に実用的な機能です。

高度なブラウジング保護

NordVPNの脅威対策を初心者向けにわかりやすく解説

ファイルのダウンロード以上に、Web閲覧中に無意識に遭遇する脅威の方が恐ろしいものです。

  • 悪質なWebサイトのブロック: 危険なサイトのリンクや、ウイルス・ハッキングの恐れがあるサイトへ誤ってアクセスしようとした際に事前に遮断します。
  • スキャム・詐欺アラート: 偽のネットショップや当選詐欺サイトにアクセスすると即座に警告を表示し、個人情報の入力を防ぎます。
  • 検索結果の安全性表示: Googleなどの検索結果で、クリックする前に安全なサイトかどうかを色で判別できるようにします。危険な場所には足を踏み入れないように予防します。
  • 暗号資産ウォレットアドレス・スキャナー: 仮想通貨の送金時、相手のウォレットアドレスが詐欺に関与したものでないかを確認します。
  • セッションハイジャックの通知: IDやパスワードだけでなく、ログイン状態(セッション)の漏洩がダークウェブで発見された場合に通知し、二次被害を防ぎます。
  • メール保護: 「宅配便の不在通知」や「決済完了メール」を装ったフィッシングメール内のリンクやファイルを事前に検査し、うっかりクリックして被害に遭うのを防ぎます。

初心者の方や、お子様が使うPCで有効にしておくと安心です。

トラッカーおよび広告ブロック

広告ブロック、トラッカーブロック、URLクリーナーの3つのオプションがあります。基本的にはすべてオンにすればOKですが、私は現時点ではブラウザ拡張機能の「uBlock Origin」を併用することを好んでいます。

広告ブロックの性能

海外サイトの場合は、非常に高い効果を実感できます。AdGuardやuBlock Originなどの専門アプリとほぼ同等の効果がありますが、日本のサイトや日本特유の広告に関しては、uBlock Originの方が精度が高いと感じることがあります。

しかし、NordVPNはカスタムDNSの使用が可能です。AdGuardの広告フィルタリングDNSなど、自分に合ったDNSを設定することで、「最強のVPN + 強力な広告ブロック」の環境を構築できます。さらに脅威対策をオンにしておけば、初心者の方でも格段に高い防御力を手に入れることができます。

結論

NordVPNの脅威対策(Threat Protection)について解説しました。「この機能を使うべきか?」という問いに対する答えは非常にシンプルです。もし各機能に対してより優れた代替手段を持っているならそれを使えばいいですし、そうでなければNordVPNユーザーがこの機能を使わない理由はありません。

全体の機能やメリットについては、こちらのNordVPNレビュー記事を参考にしてください。